さて、飯、だ。引き續き、飯だ。この食ひ方には大別すると六通りある。
筆頭は「白飯」だ。基本、無垢、純白、銀飯だ。
壽司作りを諦めたことは書いたが、この壽司を代表とする「炊き上がり後の白飯に何かを混ぜるもの」。他にゆかりご飯、菜飯などもその仲間である。卵ご飯や納豆ご飯も含まれる。
「炊き上がり後の白飯の上に何かをかけるもの」。カレー、丼類、天津飯。實はお握りも廣義でこの種類だ。この場合、中の具は混ぜ込んであるものでないことが條件だ。高菜混ぜお握りなどは前者に分類される。茶漬けはこゝだらう。
「炊き上がり後の白飯を再加熱して加工するもの」。炒飯、チキンライス、雜炊など。シャモニのおでんをぢやもこゝに入る。
「具を入れ味をつけて炊き込むもの」。豆ご飯、各種味ご飯(炊き込みご飯)、パエリヤ、ピラフなどだ。
茶鬻は上の一種と分類されてきたが、近年、完成時の粒の形状に着目して「米を飯として食らはぬもの」と區分を新設し、鬻とビーフンを獨立させてゐる。
【陣中日誌兼戰鬪詳報】朝、拔き。