第151回 謎

 飯盒で炊く時は中指の第二關節やつたと思ひます。コヘルや鍋で炊く時は手の平をつけて腕を直角に曲げた手の踝(クルブシは足か、何て言ふの?)で水加減をしますよね。
 これ、不思議ですね。炊く米の量、鍋の直徑・形状・容量によつて、水の量、殊に米面から水面の高さは異なるはずなのに、鍋釜が違つても指や手で毎囘やつて同じ飯が炊けるのは不思議です。
 アメリカ人に解るやうに米の水量を説明する時は、米と同量の水といふらしいですが、これは容積ですか、質量ですか。
 そろ/\娘にも米喰ひとして一通りのことを教へないといかんので、ちよつとお尋ね致します。
 
【陣中日誌兼戰鬪詳報】朝、昨夜の家の晩飯のブロッコリスープ。晝、西大寺驛二條庵(驛うどん屋)にて梅かつおうどん。夜、角屋。