第1283回 先輩への敬意

 [4日朝]朝飯抜き。前夜終電にギリギリ間に合い帰宅す。帰ると子らの寝室から大声が聞こえる。まつ梨の寝言だ。曰く「よいしょ、よいしょ。早くそっちからも登ってきてぇ」と。あまりにはっきりしていて笑う。校庭の遊具で友と遊ぶ夢か?はたまた203高地でも攻略する夢か?
 [4日午前]宮崎先輩と二人勤。親方、井姉、平女史らと新年の挨拶交わす。仕事始めた役所に御用。終わり一旦事務所に戻る。
 [4日昼]宮崎先輩と街角屋でネギトロ卵丼、味噌汁。昔は無理からに腹一杯食わんとあかんように食っていたが、最近そうでもなくなった。定食頼めば「飯おかわり自由」の街角屋で、丼(飯おかわり不可)を頼むことがその変化を表している。
 [4日午後]新年街宣をこれでもかっちゅうくらい。狭い車中で万事を論じて数十万語。この業界に長く、関大校友会の中堅処に位置する大先輩であり、日本拳法の道場主かつ企業経営者でもある彼から繰り出される言葉は、その大半が無駄話であるが、耳そばだてていれば珠玉の名言が含まれていることに気付く。
 [4日夜]当分ご自身の仕事で事務所に入れぬと、余をお誘い下さり近所の酒場へ。2時間飲み放題980円の店を見つけ二人飛び込む。乾杯また万事を語り合う。ビール10本を豪快に空ける先輩の前で、日本酒熱燗をチビチビ猪口舐めして2合徳利4本におさめたのは、先輩への敬意の現れ。