第1282回 即身成仏

 [3日朝]朝食に抗生物質と痛止めをお茶と飲み下す。微熱。風邪などひいてない!と医者に断言したが、鼻咽喉を見た先生に「風邪です」と瞬殺された。「アホは風邪ひかん」のではなく、「アホは風邪ひ」いたこと気づ「かん」と知って故事成語の新境地突入をほくそ笑む。
 [3日午前]某神社の新年互礼会代理出席。皆が「本当に穏やかな気候の正月で、今年一年こんな穏やかな年であれかし」旨のご挨拶。余はネタ被りを避け、適当な文句で茶を濁したが、「穏やかな年」に触れないことで「奴は今年がより激烈な年になることを願ってる」なんて解釈になっていないことを祈る。
 [3日昼]今日は宮崎先輩(関大日本拳法部OB)との二人勤務。昼に合流し、街角屋で昼食を共にする。親子丼単品味噌汁付き350円。二人で天下国家から奥様のご機嫌まで森羅万象を話し合う。ごっつ上なのに、直兄のように接して頂き、大学、事務所、双方の大先輩にもかかわらず、ごく親しい間柄だ。
 [3日午後]某神社餅まき出席。後、街宣車回し、宮崎先輩のルートナビで。車内二人で喋る時間は大量にあり。この人、道のナビのはずなのに、今後の余の人生のナビゲートまでされちまったよ。あなたが延々喋ってくれたのは、百々のつまり、最終最後、親方への愛です。明日もお仕えしましょう。
 [3日夜]笑鬼さんちにお呼ばれ新年会。桂三歩師夫妻、円九君一家、来舞兄、三枝師の高田事務局長夫妻、そして我らがOB会一の女傑、憧れの西尾智子会長夫人のご臨席の下、先に寝落ちた笑鬼さんを忍ぶ会。全員の笑鬼師初見の頃の思い出話で泣き笑い。笑鬼さん、迷わんとええとこ行ってや!