第1284回 しっかり朝立ち

 [5日朝]午前5時30分起床。昨夜の夜半に親方から「明日、朝立ちするどー」の大号令が下る。満身の力を振り絞り地球の重力に逆らいて、ムクと起きる。正に今鳴らんと口を開けた目覚まし時計を、うぬら鳴らさじっとドタマ叩いて先にオフにする。勝った。真暗で寒い。風呂や髭剃りの全てを省略し、装束整え駅に向かう。
 [5日午前]7時30分に某駅で準備完了。しかし待てど暮らせど親方来ず。主なきマイクと拡声器がポツンと置いてある、そして前を行き過ぎる沢山のお客様。「この空白を埋めなければ…」妙な衝動に駆られる。マイク持ちの性だ。そこへ親方のご到着、ホッとする。今日からホテル回り再開。正月モードは終了だ。
 [5日昼]昼から事務仕事を行いたく手頃にコンビニでカップ麺と飯を買う。事務所でお弁を使わしてもらう。お姉様方とお話ししていると、井戸側姉の耳が痛いと宣う。余はしたり顔で「それは中耳炎の可能性がある」と診断する。なぜなら余も痛いからだ。これで阿部君を元凶とするお風邪の犠牲者は2名となった。

 今日は何だかえらくFMココロの電波状況が悪いな。太陽フレアか、地磁気の乱れか、地震の予兆か、何だ?

 [5日午後]ポスター準備作業。事務所の御用で学校に行ったりして夕方日程調べに外回り。帰社後、翌日の準備などして、朝早かったんで、早めの19時頃事務所を出る。どこにも寄らず、帰りのスーパーで買った鶏肉を提げて帰宅する。
 [5日夜]帰宅し晩飯を聞く。「チキンライスとサツマイモの煮たん」と妻。子らはサラダもあったようだが好評につき売り切れ。チキンライスも仏飯一杯くらいでチキンなし、すなわち単なる「ケチャップライス」だ。余の帰宅は想定外だと宣う。余も予測不能だ。チキンを焼き、薄く皿に敷いたケチャップライスの上に置く。これで真正チキンライスとなる。