第1264回 腕を上げた親父

[16日朝] 朝抜き。昨夜の残りがカレー。食っても良かったんだが、時間がなく食えなんだ。いやはや全く惜しいことをした。ちゃんと冷蔵庫に入れてきたら良かった。帰ったらまだ食えるか。鍋ごとカレースパにでもしようか。
[午前] ご筆頭と党員回り。思う、想像で仮定の人のキャラクタをいかに突飛に設定しても、実在のリアルな人間の生様や性格の偏向に決して勝ることなし。偏向の基準は常に観測者たる己なるが、己もまた他から偏向する筈なりて、かくも楽しき見世物は世にはなし、ああ、僕も含めて。
[午後] 引き続きご筆頭同行。貴社。翌日は「はてな」なんで全休とし午前を準備に当てたかったが、田中阿部両君の「え!休み?」の一言に「わかったよ、午前出るよ、こんにゃろめ」と答えた己は、ああ、俺は、如何に社会的動物であるのか、と痛感した。
[夜] ご縁あって、父善雄の大学時代の友人お三方と上本町「あけの」で乾杯する。親父の若き頃の話などを伺い大笑す。お三方、息子の如く可愛がって頂き、お三方と「実にいい親父でした」とまとめると、横で親父の「まだ死んでやせん」と一言宣う。親父、腕を上げたな、認めてやるぜ。