第1260回 太股に残る残像

【12日午前】事務所全勤。年末に向けての打ち合わせ。葬儀1件。先日出演した東住吉区老人保健センターご担当者様が、某会に推薦してくれているらしく受注を賜る。聞いて見た人が自ら運動員となって下さることは、独立系の何れの陣営にも属さぬ表現舎にとって最大の支援である。
【昼】午後予定があり、100円○ソンのカップ麺と飯で事務所早昼。お姉様方に田中君の披露宴を説明す。殊に親方の挨拶が良かった旨を報告すると、皆、「えー!」と超驚く。ちょっと待てよ、親方喋るの仕事だぜ。そこ驚くとこじゃないだろ。ま、僕も驚いたんだが…。
【午後】葬儀1件。阿部君と歳末挨拶周り。周りながら結論出ぬ政治のことを延々話し合うても仕方ない。奴が今日は志ん朝が聞きたいと言うたで、志ん朝から談志と聞いて、定番の小三治流しながら十数軒回り切る。どんなに時代が変わっても必ず政治は行かなきゃなんない宿命を持つ。
【夜】(中略) 太股が張っている。いつも1時間を普通に喋ってるのに、枕なしの34分でパンパンに張ってる。舞台はお客様と演者の「気」の交歓だから、僕らは基本、音源を残さぬが、あの興奮は太股に残っている。痛みがいとおしい。