第1259回 池田おたな界隈「引札寄席」出演(池田エコミュージアム)

【11日朝】昨夜徘徊して帰宅するとマンション前はお若いお母さん方とお子たちで一杯。月蝕に気づき娘呼ぶ。方々に電話する。皆で最後の1ミリが隠れるのを見て拍手。太陽は足の下にありと説くと、天寧は納得顔なれど、まつ梨は「トンネル?」と聞く。古代人の宇宙観と発覚した。
【午前】(中略) 早く出て繰りつつ池田に向かう。全ての人生を落語に費やせぬとはいえ、落大として疎かなるを客前に出せぬは必定。落語に関わる全ての人を愚弄することになる。また、わが部、歴代をけがすわけにはいかぬ。下手なりに己の今を精一杯投影できるよう最終の調整を図る。
【昼】楽屋弁当。芸夢君に池田の大事業を全て継承せんとするは、大衆と共に在って大衆と共に歩む、経済を逸脱する在野の志同じうする者を増やさんとする試みの一つ。少しく空間把握に危うきを見れど、その心意気や善し。後は君に任かさん。池田でのわが使命は終えたり。
【午後】表現舎乱坊「高津の富」34分21秒。枕なし。今のわが理解をお客様にお取り次ぎ出来たれば幸いである。
【夜】いつも見に来て下さる山本ご夫妻からお誘いを受け池田お好み焼き「チェリー」に遊ぶ。芸夢同行。ご夫妻にはいつも本当にお心遣いを頂いている。この場を借りてお礼申し上げたい。今日の勝利の美酒でも悔し酒でもない。この道に在るを共に喜び、芸夢と強かに酔う。