90名60分。今日から、枕2本。
連合の中の各町会の女性部でご活躍される皆さんだ。パワフルな皆さんでいらっしゃった。主客一体、時空共有の妙を体感できた。心底、双方が楽しめたいい会となったと思う。よくお笑い頂いた。
久しぶりに早く帰る。前日、あまり寝ていない。
娘らに宿題をさっさと終わらせ、王将に餃子を買いに行き、家で焼く。一緒に風呂入って、たくさん話して寝かしつける。
妹のまつ梨は、勝ち気な女で生意気なことを言うようになった。姉の天寧は、本をよく読み時間を忘れてお母さんに叱られてばかりいる。
生活に追われ、彼女らが寝てから帰るので、たまにじっくり向き合うと成長したなあと感じる。
2歳のころ、天寧は絵本を出してきて登場人物を指して名を父さんに教えてくれた。僕もよく知る本であったが、彼女の言いに聞いたことのない名があった。
「クリスト・パロウピン」だ。
なんや中国人みたいな名前で、『くまのプーさん』にそんなん出てくるかぁ、と妻と笑ったものだが、指先の絵を見て、それが「クリストファー・ロビン」であるとわかった。
「クリスト・パロウピン」が、「クリストファー・ロビン」とシュッと言えるようになったわけだから、随分と成長したものである。
この日の夕方、来舞兄さんから着電があった。曰く、
「おい、乱坊、俺、今日、『蝿取り寿司』に行くんやけど、近所やし夕方飲もか?」
「へ、どこですって?」
「蝿取り寿司。わかるか? は、え、と、り、ず、し!」
「そんな汚らしい寿司屋、どこにおまんねん?」
「南港や。知らんか?蝿、取、り、寿、司!」
「いやー、そんなん知りまへんなあ」
5分ほど喋って、ようやく兄が、「ハイアット・リージェンシー」と言ってるとわかった。
「ハイアット・リージェンシー」が、「蝿取り寿司」としか、シュッと言えないようになっていらっしゃるわけだから、随分と劣化されたものである。
ああ、酒毒が回って、発音がムチャクチャになってござるのであろう。えらいことだ。