第1169回 今週の出演舞台報告合併版

 5/17(火) 西区社協いきいき教室(広教連合) 20名。「今日から―」「河豚」。
 5/20(金) 西区社協いきいき教室(西六連合) 20名。同上。
 5/21(土) 10:00〜11:00 講演「なりたい自分になるゲーム」110名(パナソニック松愛会 枚方支部総会セミナー)
 5/21(土) 14:00〜15:20 講演「乱坊との晩ご飯検討会」50名(阿倍野区王子連合「王子サロン」)
 
 今週もたくさんの皆さんと素晴らしい時間を過ごす。この時間は決して再びやってこない、一度きりの時間だ。二度と同じメンバー、同じシュチュエーションではできない。絶対できない。仮に同じメンバーで集まっても、同じ精神状態や、同じ物理的条件であることなど絶対にない。
 だからこそ、毎回、確実にサラ地の白地であって、慣れなどあり得ない。慣れたとしたら、それは僕が鈍感になっているだけだろう。
 西六では向かいが工事現場で、鉄筋を切るグラインダーの音に負けた。パナソニックは相互の客間距離が広くて全面一斉の誘発が難しかった。広教ではほどよく一体化できた。
 王子連合では、M谷女史、また連長さんの温かいご配慮と、お客さまのご協力をもって、愉快この上ない時空をともにできた。殊に表現舎本来の使命であるところの「お後の茶話会」では(半世紀前に)妙齢のご婦人方に囲まれ、まるで親せき、近所の兄ちゃんの如き、楽しい時間を過ごしていただく。「また来てや」、「必ず来ます」。固く約して会場を辞す。次は若手の女子などをつれていけば、ばあちゃんたち喜んでくれるだろう。ここは、次、秋だろう。
 
 田中君、ありがとう。
 
 良い時もあれば、そうでない時もある。すべては僕個人の、僕自身の精神状態にかかっている。物理的条件など本当はあまり関係ない。この空間で何を一行伝えたかったのか。終わった後に、まったく無名の男のために足を止めて聞いてみたが、何か一生懸命話してたな、ぐらいでいい。
 大切なのは、こちらが、僕自身が折れず、落ちず、その付託に報いるだけの想いと、熱情を発しているかどうかだけだ。上手い下手などもはや関係ない。誰に気づかれなくても、爪を剥がして空間をグリップしようとしているかどうかは、自分自身がわかっている。
 知った人がほとんどいない環境で、皆さんのお時間をお借り受けすることは、実は、たくさんの人の前で自分自身を見つめているに他ならない。