第1126回 黄巾製造工場

 エジプトで民衆の蜂起が起こっているのは聞き及んでいたが、リビアにも政権への抗議運動が飛び火しているらしいな。カダヒの辞任を求めているという。民意を反映せぬ政権を倒そうとする民衆の気持ちは、まあ、解る。
 表現舎はこのブログで政治信条と信仰は極力触れないルールになっているので、歯に物が詰まったような物言いで誠に申し訳ないが、エジプトに僕もよく知る妻の友人がいて少しく他人事ではないので、エジプトやチュニジアリビアの皆さん、どうか落ち着いてひっくり返して下さいよ、みんな怪我せんようにお願いしますよ、と望んでいる。
 まあ、私の母国でも、私たちと次の世代を軽く代表して言えば、あの前回「政権移行に準備万端」と豪語した彼らは一体何を準備していたのか、それに期待して「一遍やらしたらええねん」と軽く札を入れた民衆はこれが期待した姿なのか、報道は何をいちびってどこへ船向けて煽動していたか(あの狂態はゲッベルスも裸足で逃げ出すだろう)、そして最も残念なのは、明治以来先人が培って頂いたご労苦を粉微塵に粉砕する係る国難が予想できたにも関わらず、保守の愛国者らは、何、惰眠を貪っておったのかという憤懣がある。
 白いハンカチーフを安価で大量に購入し、家の台所で家内制手工業、黄の染料に煮しめ、来るべき日に備え大量配布(有料だがな)するための、煮しめる鍋を今100円ショップで選んでいるところだ(嘘だ。そんな時間はない)。
 しかし、考えてみると、学校でリビアのカダヒ大佐と習ったのを覚えてる。本人なの。この人、おっそろしく長いなあ。カダヒの子供の代か。ものすごいお爺さんなのか。
 テレビ見んからさっぱりわからん。