第1062回 夢現社セミナー大阪大会 第12講 講演

 夢現社とは、若手経営者の勉強会の同期生の集まりで、勉強会終了後もこれまで全国各地で自主的に集い、セミナーを続けているとのことで、20代から40代をメインとした全国各地の社長さん方の集まりだ。
 この出演は何人もの人の数奇な接続が偶然につながったかに見える必然の最たるものである。
 新大阪の会場につくと、会場は既に熱気に包まれている。担当の前田女史、司会担当の斎藤さんからブリーフィングを受けた。この大阪セミナーの一発目が僕で、あと経営に関する講演3本が続く。当日は大阪泊。翌日は午前にメンバーの経営計画発表を討議され、午後に松下記念館を視察されるというもので、ガッツリ勉強に来られているのだ。
 本来、僕は中高年のおばちゃん向きに講演ショーをやってきた。だがこれは違う。前日の知立もそうだ。目から鼻へスカッーと抜ける新進気鋭の経営者たちに何をどうご馳走して差し上げたらいいか。知立で気づいた改善点も交え、パワポはスライド数157となる。
 「今日から使える笑いの力 ― 表現者となって創る新たな人間関係」 10時30分登壇、11時45分講演終了。続いて落語とのご案内であったが押していたので11時47分高座。「増えるワカメちゃん爆破未遂事件」、「セラミック差し歯に関する世論調査」の2本。終演ジャスト・スジャータで12時。
 語るべきを与え、お客様のお心を開き給う御業にいくら感謝し尽くしても足りない。
 翌日、視察帰りのバス内の前田女史から着電。丁重なるお礼を受く。この日、視察のバス車中は、講演で言った「いや、ええ意味で!」の連発だったと聞いた。
 生きざまをさらし、一、二行何ものかを持って帰って頂き、皆様がなりたいものへの歩みを始められるとしたら、それはお取り次ぎできた表現舎の喜びである。
 真摯に学ぼうとされた皆さんの誠実なるご協力のおかげで、僕にとって非常に思い出深い愉快な講演となった。ありがとうございました。