第1053回 豊中TMO研修会による池田おたな界隈事業視察 出演

 水曜日。午前11時池田入り。いけだサンシー吉岡氏からブリーフィング。
 豊中のTMOは現在、中心市街化活性化法に基づく街づくりを展開されている最中であるが、今般、近隣市の実例として、おたな界隈事業の取り組みをご視察に来られるということだった。
 当日の行程は、てるてる広場からお饅頭の香月さん、赤いポロシャツがトレードマークのロッソビーンズカフェさん、情報拠点としての引札屋、街に散在する高札、落語ミュージアムなどを経巡り、ピアマルセンターにて乱坊による「はてなの茶碗」一題のみの我慢会という流れであった。
 時間あり、最後の調整。やはり34分。また34分だ。もう34分でいい。
 昼食に吉岡氏と。新婚の彼の生活を伺い、彼の結婚生活、末永く幸多かれと祈る。
 テルテル広場にて迎賓、ご挨拶。吉岡氏と、いつもの巡りのスタイルで歩く。吉岡さん、あーたとやるの面白いよ。うまいねえ。思わず言いかける。
 「あとから来る人はあなただったか!表現舎におなんなさい!」
 が、思う。僕は地元じゃないから池田で露出しまくっても何とも思わない。市内で乱坊ちゃん、乱坊ちゃん言われても、別にどうちゅうこともない。地元ではどうだろうか。
 それを彼に言うと、彼は言った。
 「地元ではやりにくいものです」
 その通りだ。
 
 皆さんをご案内する。香月さんもロッソの加藤さんも良く知る間柄としてもらっている。楽しんで頂けたと思う。
 
 20名。ピアマルセンターホールは僕の鬼門だ。落語というのは、否、僕の芸はか弱く繊細だ。ここは声の反響がすごい。声を発している瞬間に、前瞬間の自分の声が残っている。多分イヤーウイスパー(耳栓)をして声帯から頭蓋への振動を直接に耳骨へ伝えた方が良いかも知れない。早いとこは壁面からの反射が重なってるんじゃないかとか、もう訳がわかんなくなる。
 自分で自分の声聞いて落語やってたんだなあと痛感する瞬間だ。残響を声で消そうと全体に前に押し出しぎみになる。
 「千両で!」はpositiveだったから恐らくお伝えすることはできたのだろう。
 救いは、折れず、最期まで語り終えたことだ。ご来駕の皆さん、お退屈な中、最期まで温かくお付き合い頂きありがとうございました。
 
 堺アルファに急ぐ。いつも日曜に行けないので、水曜のこの時間は、なるだけ出席したいのだが、先週は体調を壊して行けなかった。2週ぶりだ。
 平素の加護、御力のご貸与を謝恩する。炊き込みご飯を食べ(今週は炊き込みご飯によく出くわす)、食後、堂島ロールはじめ姉らによるお手製のお菓子を堪能する。
 久しぶりにクラリネットのおじさんに会いたいと思う。長いこと会っていない。