第1027回 西成区萩ノ茶屋地区敬老会 出演

アイダブリュダブリュ【IWW】(名)Industrial Workers of the Worldの略。【社】アメリカ合衆国における一種の社会革命的労働団体で、西紀1905年頃に起こりしもの。労働問題の勃興に従いて発展せり。
アイドルシステム【Idle-System】(名)【社】工場経営における一種の失業救済的便法、経営者が生産を減ずることを目的とし、職工・従業員等の解雇を行わずして、労働時間の一部を廃棄し、以て賃金の低下を図るもの。
− 金澤庄三郎編『廣辭林新訂版』三省堂発行(昭和12年1月25日新訂第360版)より引用
 
 150名20分。「今日から」「蛇含草」。体育館。遠いが、届けかしと伝うべくもがく。主客一体や時空の共有とまでは言い難い。ただ心折れず語り抜く、皆様の弥栄を祈りつ放つ。気づくべしと機会を与え続け給う天上に感謝。
 
 IWWやIdle-Systemがイマイチ解らない。今日はそんなことをつらつら書いている場合じゃない。逐条引用の取り決めから逃げているのではない(少し逃げている)。
 日中開戦前夜である。
 皆さんも少しく思うところもあろうかと思うので、軽めにサラッと触れておく。
 日本領土の尖閣諸島は、古来から日本国領有の記録が存し、清朝から追認を受けてきた。またポツダム宣言日米安保条約の範囲内であったと記憶してる。国際法上もなんら問題なく、おそらく1970年代までは尖閣をめぐる領土紛争はなかったように思う。
 地下資源埋蔵の発見を皮切りに、中共は領有権を主張しだし、潜水艦を侵入させるなどして日本の出方と世論を試してきた。
 いかに国際情勢にうとい表現舎であっても、電車内に落ちて靴裏にへばりつく新聞紙の踊る見出しをみて、彼らの南への領土拡大意欲が顕になり、そのなしくずし・ごり押しっぷりに、中共の本心がチラチラしているのを垣間見ることができる。
 これまでの保守政党やマスコミの媚中派らが、「市場」のニンジンを吊られ、それに媚びへつらうがあまり、グズグズに対応していたのは、一日本国民として、憤懣やるかたない残念なことであった。
 今般の海上保安庁のお働きには、かねがね感服・敬意を表している。政権が変わり今回政局をへて、中共がもくろんだ首班とならなかったことで、ブラフを突き付けてきているように見えるのであるが、現政権の一部が、国内法にて粛粛と処分する、と(現時点で)宣言していることは、法治国家として当然のことであり、これまでの違法操業者や北鮮後継候補などを“政治判断”と称して放逐してきた不様な歴史を省みれば、望外の慶事と称しても良い。
 合衆国は、当初、中米の関係をおもんぱかり、中立を決め込もうとした。この書き込みをしている前日(23日)、ようやくに米国務担当者が「尖閣は安保条約の対象」である旨を明言したというが、発覚から宣言までの間、日中を天秤にかけ、米が瞬時なりとも本邦を軽視したことをわれわれは忘れてはならない。
 (国対国の)同盟や友好は、最も警戒するべき契約であって、(個人対個人の)人が友情を育むに契約が要らぬように、あるいは反対に、和解条項を確実に履行させるのに確定判決や債務名義がいるように、条約(契約)をもとに友情を育むという同盟関係になど、真実はない。合衆国を盲信していたこれまでを省み、日本の立つ位置を再度模索しなければならない。
 その際、東亜の共栄共存をしっかり視野に入れ進むことが肝要であるが、アジア共同体構想についての危うさについては、これまでの拙日誌にも記してきたところであるので、PC閲覧者は、上部検索小窓に「アジア」「ウイグル」「チベット」などで日記内検索ご対応願う。確か書いてる回があるはずだ。携帯なんで探せない。
 夢夢勘違いしないで頂きたいが、日中の開戦を望むのではない。先達から承継した神聖な領土を、開花されつくした21世紀にいまだ泥靴で上がりこもうとする無茶な野心に対する「義」の問題である。日中の開戦が回避されることを心から切望する一人ではある。皆さん同様、回避のされ方に激しく注目しているところである。