第1023回 池田市木部地区 いきいきサロン 出演。

あいどく【愛読】(名)好みて読むこと。− 金澤庄三郎編『廣辭林新訂版』三省堂発行(昭和12年1月25日新訂第360版)より引用
 
 30名60分。「今日から使える−」、「蛇含草」。ジャストスジャータ。残10秒。ココロの時報につなぐ。記録する。
 大阪市のいきいきとよく似ているが、ここは地域の自治会の皆さんが行っておられる。今月はお食事会つきということで、共にみなさんと豪華弁当をご一緒させて頂く。うれしい。
 お食事のあとはN女史という歌の先生のご指導により全員で合掌。赤とんぼとふるさとをみんなで歌う。ふるさとについては以前にも本誌で取り上げたことがある。
 2007-05-19 第223回「母の日コンサート」 http://d.hatena.ne.jp/HyougensyaR/20070519
 みなさん大きな声で歌われる。僕も負けじと歌う。だがこの歌詞には弱い。ばれないように涙ぐむ。
 愛郷心の相似形拡大は愛国心である。愛郷心が持てぬ限り、愛国の情を持つことはできぬ。激動を経て現在の礎を築いてこられた皆さんへの、現下、必要急務な高齢者を取り巻く種々の社会保障制度(いらん物、いらん者は飛ばせばいい)が先細りすることは、ええかいなと思う。
 お元気な方々で励まされた。本当に楽しかった。
 
 自宅の向かいの小学校で運動会の練習が始まった。ご愛読者の近隣もそうであろう。
 うちら辺では、校長先生から近隣の住宅に「騒がしいと思いますがすいません」という挨拶状(エレベーターに張ってある)で丁重にお声がけされている。各学年がそれぞれダンスの稽古をする。曲をかけて、そのご指導する先生はマイクで全員に指示をされる。
 僕は、仕事がないと自宅にいるんだが、それはそれはすさまじい轟音である。ガンガン曲がかかり、先生の怒号が聞こえてくる。学校教育だから仕方ない。先生たちも大変だろう。一日中、何れかの学年がお稽古している。近隣住民として、もう曲は完全に覚えた。
 怒られている人なんかもいる。ははは、いるんだよな、マイクで大音量で街中に名前を喧伝されてしまう人。
 「こら、そこ、お隣と喋らない!フラフラしないでちゃんと踊る!勝手なフリを付けない!こら、そこ、高野さん!高野さん!高野まつ梨さん!」
 あちゃー、娘だ。ほんとにチョカチンだ。何べんも怒られてよる。
 あの調子で名前を連呼されると、次の市議会議員の選挙で少なからず無効票が入る可能性すらある。僕の昔を見ているようで微笑ましい。