第998回 導きに抗わず、手に押され進む

 
 ここ数日をまとめておこう。

 土曜日は池田中央市場の夏祭りの司会を賜った。去年に引き続きの再発注で、皆さんと共に楽しんだ。
 最期のビンゴゲームは、子供さんの一生懸命さにスタッフがたじろぐ場面もあったが、たくさんの皆さんとお出会いし、お祭りを進行させて頂けた。疲れた。生ビールがうまかった。
 
 日曜の午後は久方ぶりに何もなかった。市内の大概の施設には行き倒し、もう彼女たちとデートできる場所に困っていることは書いていただろう。そこで以前本日誌ですぅだん氏にお勧めを頂いた、大阪市西区にある「津波高潮ステーション」にでも娘たちを連れて行こうと計画していた。何か面白そうだったのでね。
 (2010-06-05付日誌「第964回 乱坊、新しいデートスポットに興味あり!」のコメント欄をご参照願う)
 http://d.hatena.ne.jp/HyougensyaR/20100605/1275884219
 
 笑鬼師から着電があった。
 「乱坊、落語の賛助や!行くか?」
 「はいな!断る理由が何もない!どこですか?」
 「大阪市西区にある『津波高潮ステーション』のイベントや!クールさんからのご依頼や!」
 周囲を見回す。誰かに心を読まれているのか。すぅだんさんを通じて顕れたご配慮か。不思議である。ともかく感謝。今度の水曜に打ち合わせに行くことになった。
 
 来舞兄が誕生日である(8月3日)。よって日曜の午後は娘らを連れて福島のご自宅を訪問し、福島区市営プールで子供らを泳がせながら、若いお母様方を鑑賞する昼下がりとなった。来舞兄と相場を入れつつ堪能。子らも久方ぶりの従兄弟会ってことでワーキャーとプールを堪能。両堪能してご自宅へ帰還。
 兄令夫人のきよか嬢(若い時の呼称は歳を経ても続くのだ)がお仕事から戻って来られ様々のお話を聞く。はっきり言っておく。この人は喋りに才能がある。量・質ともに我らの周囲の人間の天賦を凌駕している。僕はきよか嬢のお話を伺う時、完全に聞き役となる。このお喋りな僕が原稿用紙の量で1万対1程度となる。もはや相づちしか打っていない。物凄い回転だ。そして1000行に1行エロい。美しい方である。美しい女性に、量・質・エロが備われば無敵である。尊敬している。
 夜は皆でたこ焼き大会だ。ビール、日本酒と共に。心尽くしの晩餐に感謝し、三人でフラフラ帰った。
 
 月曜日。本年度の中小企業基盤整備機構の「商業活性化アドバイザー(商店街)」に再登用された。それを祝して長坂さんと一献行きますかー、ってことになり天満に遊んだ。議論は様々に及ぶ。自身の実家が榛原の商店街に在りハード面の整備に携わった過去がある。かつまた商店街事業の一端としてマイク片手に賑わいの場の創設に関わっても来た。解らないながら「商店街活性化とは何か」を物心両面で模索してきたとも言える。
 長坂氏のお話の中でも殊にハード面として、既存地権者の商業者とテナント所有者との間の借地権賃貸借料を収益のパーセンテージで決める金額変動方式を採用した例(高知高松か福岡の例であったか忘失)などは、大変興味深く、その実現に至るまでの関係者の壮絶な討議を考えると気を失いそうになる。山形のある市役所の職員さんが始めた100円商店街事業も現在全国に普及しており、お話は大変興味深いところへ進む。ヒント、誘ない、気づかせ、有意義であった。
 しかし、僕はもはやハード面の整備においては完全に失望してしまっているので、今行うやり方で商店街と絡んでいこうと心に決める。

 前回呑んだ時は重症の憂き目に会った。その記録は以下に詳しい。
 (2010-06-01付日誌「第961回 頬骨打って鼻打たん」)
 http://d.hatena.ne.jp/HyougensyaR/20100601/1275522328
 
 お後、同じフロアの皆さんと楽しくお話した。中のY氏は榛原のオークワの出店にご関与された方と伺い、奇遇にまたもや乾杯乾杯更に尽くす一杯の酒。
 もちろん、自転車は押して帰った。もう歯医者に支払う金はない。