第952回 口蹄疫

あひ/\【哀哀】(名、副)かなしきさま。いとほしきさま。あはれなるさま。− 金澤庄三郎編『廣辭林新訂版』三省堂発行(昭和12年1月25日新訂第360版)より引用。
 
 口蹄疫は、偶蹄目(ヒヅメのある動物)が感染する急性伝染病で、高熱が出て、伝播力が強いんだそうだ。
 子牛は死ぬることもあるが、成牛はあまり死なないんだと。ヰキペジヤを読むと、もうとにかく痛いんだそうだ、牛。水疱瘡ヘルペス口内炎を伴うインフルエンザみたいなもんか。水泡が出来て皮膚が破れたり、口内炎で飯が食えなくなったりする。ヒヅメの間から血が出たりして哀哀なことだ(この用法あってるか?)。可愛そうだし、食える肉埋めたり燃やしたり、やるせない。
 感染すると酪農の生産性が著しく落ちる。飼料が食えなくなったり、乳が出なくなったりする。ほっといたら直るらしいが、輸出禁止国に指定されたりするから、先進国では発見され次第、殺処分、地域・国単位で家畜の移動が制限される。経済的被害が甚大なため、畜産関係者から恐れられているという。
 ウイルス性らしい。人には感染するが症状がゆるい。人は感染による症状よりキャリアになることが問題という。人から人への感染例は報告がない。感染牛を食っても問題ない。
 ここらあたり、鳥インフルエンザの初めの頃に言ってたことと同じだね。突然変異が心配だ。国家担当部局の迅速なるご対処を節に頼みます。
 あんまりテレビで見ないな、このニュース。まあテレビも全く見ないけど。
 
[陣中日誌]
朝、おかゆ一合。
昼、水1.5立程。
夜、ハヤシライス一膳、タマネギ一個丸々サラダ、焼酎一合。