第947回 おたなツアーガイド

ああしや-こしや(感)あざけり笑う意。― 三省堂発行 金澤庄三郎編 『広辞林 新訂版』(昭和12年1月25日新訂第360版)より引用。

 昨夜の酩酊による損害はないと思われた。衣装カバン、財布、携帯電話。全部あった。ただ一点、携帯の電源が入らなくなっていた。
 シャープ社製WS020SH型携帯電話機を使用している。この機種は電池の蓋がないと電源が入らない構造となっている。電池蓋だけがない。よって我が携帯電話は単なる鉄箱と化していた。一刻も早くウイルコムショップへ行って対策対応しなければならない。
 電話が通じないというのはある意味焦りはするのだが、しっかり諦めの境地に己の精神を誘えば、結構静かで良いものである。ただテキスト文字列が打鍵できないのだけが辛い。
 この日は池田のおたな界隈事業のおたな巡りツアーご案内役であった。20人定員に満杯のお客様のご予約を受けた。ありがたい。リピートのお客様が何人かいらっしゃる。うれしい。
 出発前に阪急池田駅前テルテル広場の常設舞台上で大喜利。阪関両大の現役諸君と。
 ツアー出発。今回は同僚の高丸君のご母堂様のご来駕を受く。商店街のお店の試食や試飲と店長さんのご説明を皆で楽しむ企画で、今回は中華、鶏肉専門店、コーヒー専門店、薬局、八百屋。店主のこだわりポイントを聞く。乱坊高丸90分喋りっぱなし。試食試飲を堪能して解散。
 お後は同時開催の小石歯科「手水寄席」の鑑賞にお客様を誘ない、僕は引札屋へ帰投。いけだサンシーの吉岡ご担当や、麗しき田村さんのご息女などと歓談して楽しむ。
 終演、片付け、小石歯科にて打ち上げ。電話の通じない僕を心配して笑鬼師も駆け付けて頂いた。今日の演者であった来舞兄、昨夜もあったはずの玄張君らに「ああしやこしや」と昨夜の様子を描写され大いに笑う。乾杯。
 今日はハードアルコールを控え、翌日に控え正気で帰る。