第853回 鎮守の森の秋祭宵宮

故郷の鎮守の森の秋祭りにまつ梨を連れて帰る。

本年度の青年部団長から、朝八時半に直電を受け会計を委任さる。
青年部は既に引退しているが、突発事象の発生したという。

本年度団長は、平成15年に僕が団長をした際の副団長である。
当時の彼の献身的な奮闘を想い起こして、ヤツの為なら、と老体に鞭打ち郷土に帰る。

団長には右左二名の副団長が付く。
副団長の一、森脇君は済ました。本年度団長池田君は情勢を見極め今年の団長に就任した。何はさておき駆け付けねばならない。
これを僕らは御礼奉公という。

太鼓台は1屯強ある。それを僕らはこの80年ほど、氏子らが肩を入れて腰を切って墨坂の大神に奉納してきた。
神域の氏子のある通りを太鼓に声を合わせて担ぎ歩き、祝儀を集め回る。大量の酒が出る。

ちなみに、僕がこの祭りで団長をした年に生まれい出た娘が、次女「まつ梨」である。乱坊ミニ知識のコーナーでした。

天寧は学校。終われば一端自宅に帰り一人で電車に乗って大和榛原まで来る。

B5のミッションシートを書こうと思ったら
「どうせ、駅員さんに聞けでしょ、紙の無駄よ」といさめられる。
エコだ。

実家で焼きそば。この街は寒い。ここで23歳まで暮らした。こんなに寒かったか。

地か足袋が破れていた。コメリに買いに行く。

ついでに太鼓台の準備を視察。仕立て屋さんとすれちがう。

15時、我慢できなくて出発場に向かう。

会計のタスキを受く。

出発、強い。
声を飛ばす。
酒は一升ほどか。

終わって総括の自治会長からお誘いを受ける。
痛飲。玉砕。
自宅に帰ると娘らまだ寝ず。ほたえていた。
寝かしにかかると、自分も疲れがどっと。
お招きを受けていた仕立て屋さんちにも行けず昏睡した。