第559回 はてなの茶碗

昼、弁当680−750と見た。
 
僕は恐る恐る言った。リハだ。
それも土下座して、見事な三つ指を突いて、だ。

「こんな素人の座布団をひっくり返して貰っていいんですか」、と。

ご快諾。丁重な物言い。真摯な取り組み。おどろいた。こんなゴージャスなお茶子は見たことがない。彦八祭りのお茶子クイーン、桃葉嬢だ。

感心も得心もしながら開演。雀雀兄、次郎兄、らいむ師「太鼓腹」、爆笑タイム、乱坊「はてな」。

満員御礼。殊に地元から多数来場。感謝、感謝、感謝。

23日も「はてな」あるのだが、自分の中ではひとつの区切り目としてこの日を設定してきた。
あたる。嗚呼、歯が舌にあたるんだが(詳細は昨日の項参照)、感情で勝負するという気持ち、また、亡き来舞兄の遺言「舞台を楽しんで来い」という言葉、同期某の「二度とない時間と空間での君の謂いを衆は待つと信じよ」を念じて演った。

精魂尽き果て。打ち上げ痛飲。記録、記憶、ともに無し。

かぼすが酔うて泣く映像あり。あいつ、乾杯の後直ぐから焼酎ロックいってた。気骨のある女。酔うて泣くとはなかなか幕末の志士風でよい。おじさんらやおじいさんたちも同じ調子で飲んでいる。