第463回 「AJプロジェクト」

 75.7kg。
 朝、拔き。
 午前、考へ事。
 晝、卵炒飯。

 私にはこのやうに見えてゐる。お食事は經口するもの全般を言ふが科學的醫藥關係は含まない。まづは便宜的に「飲食物」と「補助物」とに分類しておく。
 これらの分類をめぐつては前回(シーズン1)、飯研の顧問・大山田先生の殺人未遂火災事件(京都事件)といふ大慘事を招いてしまつた。結局あの事件は、わが祕書エリザベスが新京都學派を名乘る男にそそのかされたために起こつたものであつたが、大山田先生が死んでなかつたことがわかりその後關係各方面との和解が成立した。
 僕も祕書・エリザベスと仲直りし、毎夜激しく情交に勵んできたが、42の誕生日を迎へてからめつきりダメになつちやつてベスも大層不機嫌である。
 ジョゼッペ・グリマーニ元イタリア空軍中將もあの裁判以降エリア51に歸つていつた。時々手紙が來る。僕の發案による彼の研究「AJプロジェクト」は、現在宇宙空間での實用化テストの段階にきてゐるさうだ。もう直ぐ日本の市場にもあふれることだらう。
 今回マイミクがかなり増えたことにより、また恐る恐るはぢめたいと思つてゐるが、なるべく穩便に進めたいと思つてゐる。また、事件が起こるやうではさすがの私も公安に睨まれるであらうから十分に注意が必要である。
 各位のご助力を賜りたい。
 
 午後、明日の準備。
 夜、エジプト風にコシャリを豆拔きで作つてみた。やつぱワシ小麥粉の練りモン好きやわ。せやけどシルクで賣つてるサラダマカロニ、えらい値段あがつてないか?
 燒酎二合。