第340回 ペルシャ文明展

 五十年ぶりの日本公開なので放送協會横の歴史博物館に行つてきた。特別展だ。
 以前から西域〜アフガン〜小アジア、殊に各ペルシャ王朝とザラシュストラに興味があり、友二人が新疆と土耳古に配轉してからは尚一層の關心が増してゐた。
 東でなく西でない。資料集でしかみたことのない實物をあの價格で氣輕にみれたのは誠に儲け物だつた。加へて、常設展が良かつた。貨幣、とりわけ「一分」の額をじつくり見てきた。中世から近世の大阪の町竝みもジオラマでイメージできる。
 娘たちも騷がずみんなのお邪魔にならずに見學して偉かつたぞ。妻、試驗最終日であつた。
 
【陣中日誌】
朝、素麺、芋。
晝、飯ときゆうり。
夜、アーリオ・オーリオ・ペペロンチーニ(ニンニクは青森産)。ビール一本。