第260回 議事録 ― 月曜定例

 參加者 ねぢれ、亂坊
 人の行動の原動力にはいろ/\なものがある。環境、とりわけ周邊他者による期待や勵まし、愛情やゝる氣なんかでも動いたりする。中には憎しみや恨みで動く例もある。
 だが、その樣な概念的心理的不可視的なものを私は對象にはしない。
 人の個體と種族の保存行動のエネルギー源として、無機質か有機質か、單體か複合體かを問はず、地域や流行廢りを考慮しないで、口を經て(皮膚や鼻は除く)個體内に取り込まれ、消化器官を通過させて攝取あるいは排泄する物 ― 暫定的にこれを「お食事」と稱することが昨夜決まつた。
 この定義により、從前の主食(飯)に限定した狹義のお食事だけでなく、北京ダックや舊エチオピア宮廷料理はもちろんのこと單なるサプリメントに鹽や味の素までもをその範圍に加へることができ、計劃中の拙著『(假稱)お食事寶典』は全八十卷の大分量となることが決まつた。
 一氣にやる氣が失せた次第である。
  
【陣中日誌兼戰鬪詳報】
朝、ふりかけお握りと味噌汁。
午前、打ち合はせ資料作成。創建日茶一本。
晝、税理士すぐ來たから晝飯食へんかつた。
午後、税理士打ち合はせ。契約書、報告書、覺書等をやけくそになつて亂製した。のど飴三個。
夜、上本町驛構内の鷄太郎立飮部でほろ醉ひセット(燒酎芋水割、炭燒き、磯邊風、トリカラ等)。
自宅にて、玉子を絡めたもやし炒め、豚と水菜のはりはり、いゝちこ1shot、雜炊。冷藏庫で冷やした水。