第1321回 バレンタイン雑感

07:58 バレンタインデーがチョコでなく、お手製のイカナゴの釘煮などを渡す日じゃなくて良かった。酢牡蠣を二人で恵方見て一気食いする日とか、年に一度、鯨ベーコンの真空ブロックを、彼にプレゼントする日だったなら、世界のバレンタインはもっとモッチャリしたものになっていただろう。
08:44 ついに「飲み放題60分680円」を見つけ、同僚と飛び込む。「時間が短い」と焦るから、二人、芋ロックを水のようにカポンカポン行く。店員さんへの注文は、わんこ蕎麦みたいな状態だ。「芋ロック300円換算で放題価格の倍を飲む」と決めてるが、ここなら簡単に行ける。
12:43 これから結婚を考えているお若いの、そう、今これを読んでる君だ、大切なことを言っておく。懐かしい映画を見て、どんなに確信があっても、妻君に「この映画、一緒に見に行ったね」とは言わない方がいい。98%の確率で行った相手を間違っている、こちらも、妻も。俺はまたしくじった。
16:19 昭和12年生まれの父は、多感な時期を戦後の混乱期に過ごした。毎食薩摩芋ばかりだったと振り返る。実家では薩摩芋が出ることはなかった。結婚したとき父は母に宣言したそうだ「俺の目の黒い内は食卓に芋を出すな、一生分食ったから」と。いつもこの話を芋焼酎飲みながら話すので説得力がない。
16:52 ウスターソースがない。わが家の食卓はもちろん、レストランや食堂でもお見かけしない。カレーにシチューに、コロッケに豚カツ、挙げ句の果てには天麩羅にまでウスターソースかけて食ったじゃないか。焼き飯にもかけただろ。みんな忘れたとは言わせないぞ。ウスターソースは駆逐されたか?
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