第1314回 伊賀市新居地区住民協議会人権講演(新居地区集会所)

 [3日朝餉]飯一膳、長葱と麩の味噌汁、卵焼き一切。寒気団支配下の猛烈な寒さ。ヒートテックに、祭りの太鼓台で履くパッチを重ねて完全防備。コートは所轄の老刑事が着るよなくたびれたコート、と言いたい所なんだが、先日某署で名刺交換した本物の刑事はカラフルな色のフリース着てた。あかんやん。
 [3日午前]新任氏とホテル回り。後、事務所に着艦しポスター準備。午前の残時間で150枚を達成。作業効率よく一回に50枚づつ完成する新方式は、余にとって中世の長閑さから、産業革命を迎えたがごとき劇的変化をもたらした。チマチマと一枚づつ作るより味わえる達成感は尋常ではないのだ。
 [3日昼餉]田中君、新任氏と近所の丼屋「かど屋」へ。親子丼とミニ蕎麦セット。この店の名は余の心をグッとえぐる。難波常店の豚足屋と同名なのだ。今度、6日に宮本府議らと同行するが、敬愛する荘兄、愛国同志の柊谷とも同道したいものである。当日の各位の予定は如何にあるか?
 [3日午後]事務所御用で節分会の寺に赴く。後、ご葬儀1件。この葬儀には驚く。開始時間が45分遅れたのだ。暖かな会館で参列者らがコックリコックリと居眠る中、余は故人の10万億土は冥土の旅の平らかなるを願い一心不乱に黙念。前席I先生夫人の背中に頭突き食らわしそうになり黙念を終えり。
 [3日夕餉]新任氏とポスター貼代え10枚。事務所帰投すると、阿君が某寺節分会でゼンザイ振る舞いあるから行こと誘う。同行せしが、ゼンザイは阿君の勘違い。なし。脹れていたら某事務所ひろ子同志からの余への愛の証のおかきを受け取り機嫌を直す、て、俺は子供か!ひろ子女史いつも有り難う!
 [3日夜間]事務所を皆で退出。今日も出来ることを精一杯やり遂げた。阿君と駅で別れ、虫の知らせ、玉出寺島を覗く。粋花マッカ両師を発見。一気に4月ののんき師匠との同板開口一番を依頼さる。名誉。笑鬼師、粋花師にバトンを渡す役。露払い為し同板の栄光を下された師匠への赤心を顕す日とせんや。
 
 [4日朝餉]飯1膳、卵焼き1片。伊賀舞台の日。JA和田支店長の紹介で行った、ライトピアさんの紹介で、舞台を受注せり。紹介の紹介、実績の連鎖なり。巨大資本のもとに営業を展開する商芸者と異なり、才能なき哀れ凡夫の表現舎は、一戦一戦の完全燃焼で相手方に何事かを残すしか行き道はない。
 [4日午前]近鉄にて伊賀へ移動す。かつて日々通い詰めし鐵路を久々に走るに新発見多々あり。車窓のみならずあの頃の己と比し今の何と遠くに来果つるか、余の未開地を進む。かつては今より裕福なれど道を知らず釈然とせざる日々なりき。今塗炭に喘げど己の使命判然として見えざるに委ぬ。
 [4日昼餉]楽屋の饅頭1個。また出た、わが家の専有面積を上回る楽屋。皆さんがえらくご期待頂いているのを感じる。役員の中にわが郷土宇陀で、父が大層お世話になった方の弟さんがいらっしゃることが判明する。出番前、思い出話に花が咲く。伊賀は宇陀の近郷であると痛感する。
 [4日午後]伊賀市新居地区住民協議会人権講演(新居地区集会所)80名70分。「今日から使える笑いの力」「乱坊枕小品集(増えるワカメ、歯の相談)」。表現舎冥利に尽きるお時間を共にする。終演時に色紙を求められ、大書致すは今日の日の感動、即ち「主客一体時空共有 表現舎乱坊」と。
 [4日夕餉]地獄家おっさん兄祝言会場にて肉片を数摘まみ、焼酎ロック4合程。おっさん兄の祝言大喜利をやることに。会場は岸里東のライブハウス。奥様は驚くほど美しい人だった。兄はミュージシャンとして活動している。そのご婚儀も仲間がライブでお祝いの曲を歌うもの(続く)。
 [4日夜間]結婚式及び披露宴ムジナ兄の司会は心温まる善きものなりき。食事歓談後、即興で演者を選び大喜利の四文字をそれらしく。後9曲のライブに酔う。蝉丸師匠とも昵懇にして頂き思い出深い一夜になる。末永くお二人に見えざるの祝福あらんことを先んじて感謝す。常に共に在らせ給うが故に。