第1153回 貴君らの誕生月に寄せて

 熱心読者がいる。 あまたの熱心読者の存在はアクセスログからわかる。
 見ていると、ほとんどは国内である。こんな電網空間の辺境場末にぶらさがる、わがブログにまでお御足をお運び下さるご厚情に熱く御礼申し上げる。
 「読んでるで」
 直接に、あるいは人を介してご愛読をお伝え下さる。平野区のM崎先輩の奥方令夫人様などは、更新が遅れるとご主人をして
 「更新が遅れているが、何たることか!」
と言わしめるほどの心温まるお叱りご指導ご鞭撻を賜っている。陣中日誌記録者としてこれ以上の喜びはない。
 僕はご愛読の感謝の誠を表したい。ぜひともM崎先輩のご自宅にお伺いし、冷蔵室、野菜室、冷凍室の順に冷蔵庫を順次視察し、食卓に家族同様に鎮座してゆっくりと鳥鍋でもご一緒したい。むろん、帰りには精根込めた「包丁とぎサービス」付きでだ。
 こんな目にあってるご愛読者はチョイチョイいらっしゃる。みな身の不運とあきらめて下さっている。ありがたい。
 フランスと台湾からは2カ月に1度くらいの頻度でまとめ読みしておられる方がいる。フランスの西成区社会福祉協議会や、台湾の連合町会長さんらからいきいき教室や連合振興町会の敬老会のオファーが来る日も近い、かも知れぬ。駅前留学の必要性を痛感しているところである。
 合衆国からも週に2度ほどの血肉を分けた可愛いアクセスを受けている。誰かわかっている、君だ。
 言っておく。この日誌は、君や、君同様にエニシあって僕と親子の役柄で今生を生きる者に書き遺すラブレターである。
 ルビをふる煩雑には対応はできぬ。今は読めなくともよい。今読んでもわかるまい。ちゃんと日本語も勉強なさい。いずれの世にか読めればいい。君たち3人がこれを読むとき、そう、その瞬間に父は必ず君たちのそばに在る。