第1040回 伊賀市青山文化センターまつり 講演

 日曜日。概算120名60分。今日から使える笑いの力、蛇含草。
 青山文化センターの山本さんは、以前、伊賀市中央公民館の「笑いの学校」講演シリーズでお世話になった青年官吏である。互いに再開の喜びにがっちり握手する。実に気持ちのいい男だ。好きだ。つぼみ姉を通じ、今般、伊賀市の青山文化センターで1時間しゃべれとのご下命を頂き赴く。
 伊賀は実家の近隣町村である。お客様の顔を見るなり懐かしい心持ちがする。
 舞台設営。座布団、椅子を山本さんと苦心して並べる。手話通訳の先生方とも打ち合わせ。
 かくて本番は最高の舞台となった。皆でキャーキャー言うた。帰りの追い出し御礼で皆から反対にお礼を返される不思議。
 改めて感謝する。神は語るべき言葉を与え、お客様のお心を開き給う御業を、才能なき凡夫にも等しくお示し給う。お客様と見事なまでの主客一体、時空共有の不思議を体感させて頂くご臨在の妙を感じ感謝の念を禁じえない。
 おそらく人生のベスト3に相応しい達成感にピリピ2章13節を思い出す。曰く「神は御心を成さんために汝らの内に働き、汝らをして志を立て、業(わざ)を行わしめ給えばなり」。まことにその通りである。
 娘らよ、見よ、かくのごとく世界は美しい。失敗もあるが、なりたいものになろうと近づく努力を為せ。道は「時おり」開かれる。閉じたと思うても叩き続けよ。
 
 一人帰って妻に隠れて独り打ち上げを為さんと思いしが、やん愚兄よりメールを受く。
 「どこにいとんねん」
 「メールをお待ちしておりました」
 福島に走る。笑鬼会長、令夫人、十巣前会長、やん愚兄、遅れて来舞兄。痛飲す。最高の一夜。記録す。