色んな商店の皆さんとお話しして、ああでもない、こうでもないと、特徴特色等をご紹介申し上げていると、実に商店街について詳しくなってくる。
ロッソ・ビーンズ・カフェの加藤さんは、今、コーヒー豆屋の店主であるが、前職は医療関連のプロパーをやっておられた。僕が奈良県宇陀市出身というのを聞いて、昔、宇陀の整形外科に営業行ってた、とおっしゃったので、「それは『吉井先生』ではありませんか」と問うと、「おお!懐かしい」となった。僕はスキーで肋骨を折って通院した時の思い出等を語り、加藤さんと百年の既知となった。
やまひろ茶園の大将に商品の説明を聞いていた時、ほうじ茶に大和産が並び、ご丁寧に茶粥用の細かく裁断されたほうじ茶が陳列してあったので少し怪しみ、「私は現在、住之江の在であるが、元は大和の産であり、休日には本式に茶ん袋で米から茶粥を炊き、味御飯をこよなく愛する、スイトン喰らいである」旨を申し上げた。
すると、「乱坊ちゃん、大和のどこやねん」ってことになり、「宇陀は榛原でんねげよ」、「ほんまけー、ワシャ添上や!」との有り難い仰せ。
ほで二人で「よぉー、ほんまけー」と、こちらも一瞬で百年の既知となる。
実に、既知がバンバン出て来て、既知バンバン既知既知バンバンである。
最後の前一行は、改めて文字にするほどの意味がないことは、書いてる本人も良く解っている。深く反省している。