第642回 悦子との別れ

今日は妻が仕事。
昼、前夜のすき焼き風をオムレツにして。

午前、まつ梨と悦子で近所の中加賀屋公園(通称ハト公園)に。ベンチで大下宇陀児の小説。
昼、モスバーガーにまつ梨と。珈琲、白身魚のフライ洋麸挟み、芋。
午後、天寧をクッキング教室にお迎え。今日は簡単クリスマスケーキ。
先生方は二十代の女性ばかり。ほほおぅ、目の正月、正月。
帰宅。はやて君から動画板再到着。堪能。
夜、妻によるサバの甘辛焼き(薄塩焼きに鰻たれを和えて)、焼酎二合。

天寧とまつ梨を呼んで、生きること、生きるためには他の動物の犠牲がなければならないこと、出会ったら必ず別れがあること、そして、悦子は君達の心の中で永遠に生き続けること、などを話す。
天寧はぼんやりと意味がわかった様子。いつも悦子がまつ梨と寝るのを今夜だけは自分が悦子と寝ると言って聞かない。
まつ梨はまたチラシの裏にクレヨンで悦子を沢山書いて、寝た。
妻に、悦子は旅に出た、と説明して貰うよう依頼。
管理員さんに貰った段ボール箱に天寧が小窓を作って明日の移動に備える。
天寧を寝かせ、ガーバーのナイフを最後に研ぐ。シニアスカウトで隼章(階級だな)をとった時の記念のナイフ。悦子で使うのは五羽目だ。

娘たちに言ったことは本当だ。食べた鶏は僕たちの血や肉となり、永遠に僕たちの心に生きる。
僕たちはたとえスーパーのパックされた鶏胸肉に向かうにおいてもその想いを忘れてはならない。
明日は早く家を出よう、娘たちが起きる前に。