第640回 パロディかアイロニーか

朝、薄焼き卵九十度を一枚。
昨夜の晩飯後。はやて君に頼んでおいた砂九感謝祭のdvdが届いた。ビシッと封を切り、プレイヤーに挿入。冒頭のサムネイルをみながら宝山芋をお気に入りのコップにナミナミと注ぐ。お猪口に味噌、小皿にウニクラゲを小盛りに。箸置と箸。準備は完了だ。
クビリと一口行く。芳醇なり嗚呼宝山。階段を一段上がる。
子供には厳しく戒めている。「こたつでは飲み食いするなかれ」と。
風呂を上がってきた子供たちが私に詰問する、曰く大人は良いのか。
私は厳かに言うた。
「然り、然もこれは特別な意味を持つ神聖な行為だ」。
先輩たち他の演者には目もくれず自分のサムネイルを激しく押し下し、あの日の私に稼働再演を命じる。薄ら笑いを浮かべながら!
 
十分後、私の声はマンション中にこだましたに違いない。
「ああ、またかっ!」
この瞬間私の酔いは最高潮まで引き上げられたであろう。
 
切れるのだ、竜男までに切れるのだ。飛んでいるのではない。再開しない。止まるのだ。今古東西寄席の記録と同じ場所で切れるんだ!
はやて君、こ、これは何かの冗談か!パロディだろ。さもなくば痛烈な皮肉!連絡を取ろうとしたが、はやてはその後、失踪した (りしたら、展開上かなり面白い)。
日曜日には頼むよ、しかし。


昼、中華ランチ(酢豚、シュウマイ、サラダ、味噌汁、飯並)。
夜、あらすじ検討会の方と会食。あけので酢カキと焼酎。
「伝統的な質素な和への回帰」について、衣食住と家庭および社会の諸活動(とりわけ教育、地域社会、国際社会における名誉ある地位の在り方)等を検証。特に記録する。
帰宅してファミマの半リットルプリン→あちゃー、やってもた!