第461回 夢のお食事大寶典

 朝、晝、晩の食事を中心に日記を書いてゐる。
 とにかく時間が來たから食べる、といふのだけはヤメてゐる。腹が減つてないのに無理から食ふことはない。充分に引きつけて打つ感じ。否、空腹を樂しんでゐる、といふのが妥當か。痩せることを目的に始めた(最近ちよつと行つたか來たか號だが)。
 異なる效果が出て驚いてゐる。この食ひ方に切り替へて、實に飯がうまい。鰹節と飯はなぜこんなに合ふのか!卵はこんなに安いのに煮燒掛生、何故になんでもこいなんだ!鷄はモモ肉よりも胸肉が調理の仕方いかんによつてはうまいじやん、安いし!豆腐!豆腐作つた奴にオレの、オレからの私設ノーベル賞やるよ!スーパー玉出で買つたら、公設加賀屋で88圓なん、38圓、なんと38圓で大ご奉仕中!おひとり樣2丁までだがな!
 どんな安い、貧相な料理や食材でも、腹が減つてまじめな氣持ちで食事に向かふと、美味いつてこつた。で、胃が小さくなるからそんなに食へないのな。酒は飲むんだけど、アテにヒドいものを頼むと水野先生に怒られるから、おぢいさんみたいなアテで飲んでるよ。
 シーズン1の365回は、たばこをやめた事による飽食日記。このシーズン2は飽食をやめた攝食記録。どちらも通して言へるのは、實に、飯が美味いといふことさ。
 こんなことを書いてゐるのも、明日以降、不定期に、「夢のお食事大寶典(第二期)」の編纂を再録したいと思つてゐるんだ。まあ、何だ。豫告廣告つちゆう奴だ。
 
 朝、拔き。
 午前、書翰三本、電話數本。76.8キログラム。
 晝、玉子ご飯一膳。
 午後、商談一件。今まで見たことない分野の方。三時間喋り續け。
 夜、自宅。ハマチのお造り(タイムセール)、豚のハリハリ、胡瓜の漬け物、燒酎半合、飯一合。