第454回 ネイルアーチスト

朝、拔き。
午前、事務所移轉準備。
晝、近鐵上本町驛にてキツネうどん一杯。
 
 商談が具體なものと化してきて、より詳細に詰め合はせ、詰め込んでいかうと進めていくと、突然に交通事故や病氣で入院したり、急な社命により海外に出張したりする人がいる。
 これらは大概、現實化してきたら氣が萎えて腰が引けてるか、爪を伸ばしてより有利な條件を引き出さうと畫策してゐるか、擧げ句の果ては出し拔いたり飛ばしたりと行儀の惡いことを描いてゐるサインであると僕はみる。(だから病氣なんてできないのだ!)
 見舞ひとか見送りに行きましよといふと必ず斷る。絶對事務所にいる。確かめに行てくる。