第433回 なんばパークスにて豚しやぶ

 さて、食を通じて神佛のご眞意の一端に近づかうともくろむこの拙文『第二次・陣中日誌兼戰鬪詳報』は、何か大きなイベント事があると、記録減量法の主旨を忘れてよしなし事の書き連ねとなる。
 これはイベント事にカマケて暴飲暴食するを隱蔽祕匿せんとする我が卑しき心の顯れであつて、讀者はここに食事記録がないことを大いに怪しみ、亂坊の豚貪鯨飲を疑つてかからねばならぬ。
 殊に記録の核心となる體重が記載されてゐないといふのは重大な讀者への背反行爲であつて、ややもすると不都合な體重量の故意の不記載、僞造などのおそれもある。引き續き亂坊に對する充分な監視と檄をお願ひするところである。
 
朝、拔き。
晝、なんばパークスにて豚しやぶ、芋燒酎ロック三杯。
夜、娘の炒飯の殘り三匙、野菜サラダ一ボール、タケノコと竹輪の炊き合はせ一椀、罐ビール350ml一本。