第408回 通信の新體系

 通信の新體系が確立された。以後陣中日誌兼戰鬪詳報可能な限り引き續けん。
 
 朝、飯一膳。醤油かけ鰹節一摘。
 
 食後、裸重77.4kg。以前の減量が急であつたのでここ一ヶ月餘、體重を維持し、ジャコを食らひ、筋力増強を心がけた。
 今、前方約7.4k先に敵の要所ナソ(七十)砦あり。我、將として軍に激す。おそらく敵、これより先、樣々なる罠を仕掛け計略を以て、我等を再びヤソ高地へと押し戻さんと企てを圖るは明らか。全軍、これに耐へ忍ばん、と。敵砦陷落の折は、必ずや牛豚鷄をほふりて、酒を浴びて全軍を賞す。これに我が全身の各器官を構成する細胞の全ミトコンドリア、ゴルジ體、赤白の血球、血小板らは皆、應!と敵への必勝を誓ふのであつた。
 午前、待ち合はせ時間待ちに、ホットコーヒーブラック一杯。
 晝、八木のたつやにて、コロッケ定食として、コロッケ3個のうち2個、サラダ一握、香の物一摘、小飯、モヤシの味噌汁一椀。550圓。
 午後、コーヒー一杯、茶一杯。
 夜、上本町あけのにて、千太師、吉住氏と。生ビール、燒酎ロック6杯ほど。アテに付きだしの炊き合はせ、明太子、げそてん等。話は部、弟、藝等を熱く。
 今週外酒はこれだけにしておかないとあつという間に敗走、このナナ地域も失地となるであらう。心して進む。