第328回 若いつて素晴らしい

 昨日だ。早めにサンモに着いた。嬉しいことに日差しがない。生協跡の芝生でネタをくる時間を見越して早くきた。
 まづ飯だ。まつ梨がケチャップスパを食べたいと言ふで、それを。そして萬一のために僕はカレーを(スパゲティがいらんと言ふたら飯を食はせられる)。美味かつた。
 女子テニス系の者六人組來たる。みなポークロコモコを註文。厨房で母さんが皿に飯を盛る。しやもじで一掬い、二、三、…。凝視し續けた私は、盛り終はつた皿の飯に唖然とした。山だ。かの豪州はエアーズロック型に山なんだ。その上に目玉燒、ポークを炒めたものがのる。それが六皿だ。
 私は飯食ひだ。しかしその私がカウンタに乘つた六つの飯の頂きをみて、胸が惡くなつた。
 十分程でそれを食ひ切つた彼女らは、あらうことに、チョコレートパフェを註文。食ひ切つた。
 體育會系には勝てん。何と健康的であることよ。怖かつた。
 
【陣中日誌】
晝、きつねどんべえ。