第79回 恐ろしい蕎麥屋

 何の氣なしにフラッと入つた蕎麥屋である。月曜定例に兄貴と行く安手の店だ。
 以前來た時は、三味線の石川さんがご來店された。あたかも待ち合はせをしてゐたかの樣にだ。
 今囘は、何と落語大学OBの「玉助」さんである。これまた待ち合はせをしてゐたかの樣にだ。いや、待ち合はせしてゐてもかうはいかん。
 「よし、こゝまでの分は、ワシが出しておいてやろー」
 「わーい、ごつゝあんです」
 文字面を讀むと、六十と四十臺の會話とは思へない。サンモで繰り廣げられてゐる樣な映像だ。
 よきかな、落語大學。内容は夢の璢畔・來舞兄弟贊助の件。
 
【陣中日誌】

月曜

朝、よつばのインスタントラーメン。
晝、王將のやきそば定食。
夜、月曜定例(來舞・璢畔兩兄貴)で蕎麥屋。
 
火曜

朝、昨夜の小えびのてんぷら、スープ、飯。
晝、みーちやん食堂製中華そば麺カタ泥濃い。
夜、オムライス。