2006-09-30から1日間の記事一覧

第4回 ○○君(伏字)

彼の名譽の爲に此處は敢へて伏字とする事をご諒解願ふ。余の高校時代の級友に○○君がゐた。席隣にして殊に懇意であつた。或日の辨當の時間、此の○木君は、余に向かひて誇らしげに斯く云つた。 「おい、俺の今日の辨當『松茸ご飯』やぞ!」 余は驚いて云つた。…