第819回 あいこくしん【愛國心】

自分の國を大切にする心。― 學研「新レインボー小學國語辭典」改訂第3版より。
 
 9月13日(月)、名古屋TOENECにて「高野隆宏的心」90分100名。記録する。

 さて、表題の件、愛國および愛國心とは、まづ自身が壽命内を精一杯全方向にもがくことができ、かつ朗らかに大音聲できる自由を享受する國體を先人たちが智慧を盡くして遺してくれたことに恩誼を感じること。その中で可能な限りの健康で文化的な最低限度の生活で足りる質素さを身に付けること。
 子に、無樣な生きざまを曝し、或いは澤山の本を讀み聞かせ、意味が理解できなくともより多く噺を語つてやる中で、時代を越えて變はらぬ、變へてはならぬ慮るべき何かの存在を示さうとした父たらんとすること。
 なじられながらも、妻が、貧にあつても朗らかに家を治めるを感謝し、妻自身が可能性を伸ばさんとするを喜ぶ夫たること。
 勿論のこと、勤勞し或いは雇傭して、納税すること。國家による援助は最低限に留めるやう努力すること。
 地域と共に汗を流し、少しく馴染み、社會の仕組みや樣々な階層の實情を廣く知り、それぞれの立場で與へられた能力と責任の最大限を以て、良き働き掛けを行ふ構成員であること。
 上記地域コミュニティの象徴としての神社の良き敬神者であること。
 佛教者であるとキリスト者であるとを問はず、地域コミュニティの象徴としての神社の敬神との間に矛盾を抱かず、かつまた教團などの邪なる中間者を置かずして、佛法或いは神と單體で直結できる穩健な宗教者であること。
 自身をはぐくみ育て、また自身の子を育てる舞臺である家庭、の所在地としての地域を「郷土」として愛着し、郷土の擴大相似形の存在としての國家像を明確に保持すること。
 先達の紆餘曲折と摸索の全行程である國史を全て現實として受け入れてもなほ、そこに歸屬し系譜に參加することを大いに喜び、宗教者としての正義を以て改良改善するの意氣を持つて、それぞれの立場で與へられた能力と責任の最大限と誠を盡くして國家に對し良き働き掛けを行ふこと。
 國内において同胞を裝ひ不當に日本國民の歴史觀を毀損し、青少年や情報弱者の自尊を損なふ邪惡な賣國奴らの勢力による世論誘導に敏感であること。またその殲滅と殘黨の追撃においては、憐愍の情を一切廢し、これまでの狂態を修正するべく徹底した排斥運動が展開されるであらうことを悲しみつつ、實情を傳へ亡國への回避行動を廣く國民に惹起させるべく死力を決する時代が來ることをキチンと想定準備立てできてゐること。
 郷土と國家への他國からの武力攻撃には、名譽ある名も無き一國民として徹底抗戰に參加することは勿論のこと、前段の敵・賣國勢力による柔和な情報操作をも國難として、家庭においてはテレビのコンセントを引き千切り、社會においては充分なる注意喚起を促し、將來においては不當な政治による「自國民への不利益」の除去に傾注すること。
 まあ、こんなところだ。           表現舎亂坊 署名押印