第707回 きーさんご自宅訪問の記録

午前、豪雨の中お送り。実家へ移動。
昼、実家にてソフトニシンの炊いたん、高菜のお付け物、キャベツの茹でたんマヨネーズ。
午後、伊賀市入り。
名人上手たちが出て私が憧れていた「風庵」のきーさんにご挨拶に伺う。
第一声。「乱坊さんブログ見ていて思うんですが、あなたは仏教系のお方ですよね。お兄さんが僧侶でその弟さんとか…。」
ものすごく具体的ではあるが、完全にはずれていて笑う。仏教高校でであるが、熱烈な天照大神ファンである。もちろん佛弟子でもあるが。

会場を詳しくご案内頂く。2階まで視察させて貰う。実にいい買い物である。感心した。使っている木に驚いた。50年前の建築物でみるような材木を使ってる。興奮した。

しかし、何に感心したといって一番すさまじかったのは、きーさんのご主人の木工能力である。床几、2階の造作、一階台所の扉加工(障子一段抜き)、そして殊にあの食器棚。あれはプロの仕事である。いったいご主人は何者なんだ!
「ここを●●さんが『茶碗どこに入れまんねん』って引き出しを探しまくったんですよ、一番下や、一番下や言うたんですけど、下の引き出しが見つからなくて…」ときーさんが笑う。
あの人が触りまくった食器棚の一番下の引き出しをそっと触っておいた。あやかるように。名人上手たちの残り香に武者震いした。気持ちが引き締まる。
帰りに電話、電池切れるまで。日本政策投資銀行のバカ!
帰宅、ハマチのお造り、焼酎一合、ささみとキュウリとブロッコリーとトマトのサラダ、飯一膳。
第70回、難波シティー。寝ていない。