第632回 悦子命名

午前午後、国事奔走に豊中、市内北、西、都島、中央の各区を。
昼、大阪市役所地下食堂で鶏のミゾレ定食。安いわー。
夜、焼酎220ミリリトル、親子丼、ポテトサラダ。
悦子が夜半に騒ぐ。鶏に悦子とつけたのは、保育園のお友達のエッちゃんに似ているとまつ梨が言ったからだ。
残飯の大根の葉を刻んで与えると、ばたばたコケっと騒いだんでお隣のベランダに電気が付いた。
まずい。鶏を飼っていることがばれるとややこしい。
ペットは厳禁だ、しかも管理組合は厳格なんだ。お隣は犬を飼っていたんだが、理事会に処分をさせられた過去がある。
絶対ややこしいことになる。悦子の顔を手で覆う。
仕方がない。悦子をうちへ入れた。羽が舞う。天寧がむせたから家族総出で風呂に入れた。
妻が鶏インフルエンザのことをえらい心配している。悦子を僕の部屋に押し込んできやがった。僕ならいいのかよ。
早くどこかに捨ててきて、と言うから、会長の家に持って行くまでだからと妻をしぶしぶ了承させた。
悦子とネタ整理して寝る。