第173回 炊込御飯

 さて今日から『お食事寶典』のお食事分類中、お食事界主食門御飯綱炊込御飯目(舊分類の乙種)に入ります。
 (注 門の分類を主副で分かつのは難がある。主副の違ひなんてない。要檢討)
 白御飯目(舊分類の甲種)ご同樣の集中審議を願ひます。炊込御飯目の定義は以下を提案します。
 「米または糯米を調味料或いは具材等と共に炊飯、蒸し、或るいは炒めて調理し、完成の状態が飯粒状なもの。完成後に新たに別途の具材を混ぜ入れることもある」
 これを叩き臺にしてはどうでせうか。下位分類ですが、以下はどうですか。
  

  • 茶飯科
    • 具材のない炊込御飯。調味料は醤油に限らぬ。
  • 味御飯科
    • 單具屬
      • 豆御飯、鯛飯、葱飯など。
    • 複具屬
      • 普通の味御飯(中心素材と人參、葱、アゲ、牛蒡等)
  • 味御飯科(單・複共)は中心素材(「何何の味御飯」といふ場合の何何に當たる)に注目して、以下の分類は如何ですか。

;屬以下
 草種
 魚種
 肉種

 種以下の分類は用ゐる必要はないでせう。最惡は「亞」で分ければ良いかと。例に「カシワの味御飯」を考へると「お食事界主食門御飯綱炊込御飯目味御飯科複具屬肉種」の學名「カシワの味御飯」でありますから、カシワの味御飯自體がグッと身近な物になりますね。
 洋の東西を問ひませぬ。形状を飯と限定したので米から炊いても鬻は含みませぬ。炊き上がつたものに具材を後混ぜする場合でも、元飯は醤油御飯科でなければなりませぬ。
 
【陣中日誌兼戰鬪詳報】朝、コロッケうどん。夜、妻が歸宅遲かつたので、できあひのおかず、ポテトサラダ、小芋、高野豆腐、豚の角煮で一杯。