外資系にゴチになつた。
クヱなんてほとんど食はなかつた。齒痛をおさへるのに、日本酒を立て續けにやつた。
三合で麻痺した。六合ほど飮んで、二軒目は危ないと判斷したので、次は歸つた。
泥醉ひしてゐた。あまり覺えてないんだが、泥醉ひ状態の笑鬼の小父貴から電話があつたことだけ覺えてる。
「今、ベロ/\で譯が解らんのや。知らん驛で降りたんだが、お前、こゝ、一體、どこの驛やと思ふ?」
知らんがな。
思ひ出した。一八兄から、來舞兄から、かつて全く同じ内容の電話を頂いたことがある。言葉も寸分たがわぬ。一八兄は滋賀で、來舞兄は生駒かどつか遠いとこだつたと思ふ。
小父貴はどこだつたのか。夜中、もう一度電話したら、自宅に着いてはつたやうだ。小母貴に怒られてはつた。ハハヽ。みんな熱心やなあ。
齒醫者に向かふ途中だ。
(後の世の注 : この日、ノートパソコンを忘れて、当時のデータは散逸した)
【陣中日誌】
朝、白鬻。
晝、サンマルコのオムライス(デミグラソース味)。
おやつ、白鬻、ちりめんぢやこ(寫眞省略)。
夜、芋茶鬻。